こんばんは、ミツヲです。
2015年6月、私は縁あってこの山形県庄内地方にやってきました。

ただ、その縁は実は20年前に始まったものでした。
1997年1月6日放送のドキュメンタリー番組、NHK『生き物地球紀行』で取り上げられていた
清流・牛渡川に私はすっかり魅了されてしまったのです。
牛渡川は百名山・鳥海山の麓を流れる小さな川で、様々な貴重な生き物が生息しています。
番組の中で特に印象的だったのは、水面に白い花を咲かせるバイカモと透き通る川の水でした。
幼い頃から、川といえば埼玉の荒川を流れる濁った水のイメージが強かったので、
水中から撮影された透き通る水の映像は、私の心を一瞬で持っていってしまいました。

その時に感じた「いつか行ってみたい」という気持ちが私の記憶の中にずっと残っていました。
そして、木工の仕事で左手に大怪我を負い、病床で次の仕事を探していた私の意識を遊佐町に運んでいきました。
2014年の終わり頃、私は遊佐町地域おこし協力隊の求人情報を見つけたのです。

とても透き通っているので、水がない様にも見える

ビッグネーム

こんにちは、ミツヲです。

庄内には魅力がたくさんあります。
食べ物も風景も文化も人も…

『でも、チラシに名前を載せて人を連れてくることができるのは「鳥海山」だけ』

3年前、ジオパークのガイド養成講座に出席していた時、同期の仲間から言われた言葉です。
その人は庄内に生まれ、登山ガイドとして活動しながら地域の観光にも深く関わっている人でした。

このフレーズが、私が起業を意識し始めた最初のきっかけでした。
「鳥海山」以外にも、核となるネームバリューのある場所・ものをつくりたい。

これが始まりです。

秋田県羽後町から見る鳥海山